iPhone DTMのミックス・リファレンス作業
トラックメイキングも佳境にさしかかり、音の聞こえかた、聞かせかたを調整する重要な作業として、「ミックス(とリファレンス)」作業が待ってますね。
もちろん、通常のスタジオレコーディングやDTMでは、パワードスピーカーでモニタリングし、音圧や低音の補正をしていくのでしょうが、
それをモバイル環境、特にiPhoneを携帯した状態でいかに作業していくのか?
という事を考えました。
iPhoneに特化したビートメイキングの構造上、「音の出口」をどこに設定するかが、
iPhoneビートメイカーのセンスが問われる所でしょう。
モバイル環境で、どこまで出音の処理をするかにもよりますが、
基本的にはヘッドフォン、イヤフォンでのモニタリングになりますよね。
お手軽なモニタリング例
DTM用ヘッドフォンと、Apple純正イヤーポッズ(エアーポッズ)の併用でしょうか。
僕の普段使いのヘッドフォンに、
audio-technicaATH-M30があります。音の素直さで、40xでも50xでもなくこれなんですが、
なかなか低音から高音までバランス良く聞こえる印象です。
表示では15Hz ~22,000Hzとなってます。
iPhone付属イヤーポッズは、音圧は軽く、中域中心の印象です。ただ、
「iPhoneで作り、iPhoneで聞かれる」事を想定されている方は、当然ながら最終的なチェックは欠かせないでしょう。
実際の併用については、
各ツールの特性を把握して、より良い聞こえ方を追求していく作業になるでしょう。
これからのiPhoneでは
さていよいよ「iPhone8」、「iPhone X」が登場しました。
ご承知の用に「iPhone 7」以降ヘッドフォン端子が撤廃され、ワイヤレスイヤフォンが推奨される様になったんですが、モニタリングとしては、注意が必要みたいです。
「iPhone8」、「iPhone X」付属のLightninng端子からステレオミニジャックに変換するケーブルは、内蔵の「DAC」により音質が劣化し、、、
Bluetoothイヤフォンも音が悪い。。。という状態に陥る事もある模様。
なのでこれからは、デジタルオーディオプレイヤー、ないしオーディオインターフェースを、軽量性と音質で妥協点を探りながら持ち歩く。
という時代の流れになるかも知れませんね。
何と言ってもスピーカー
ですが、何と言っても、ドラムの鳴りや奥行き、低音や音圧調整にはスピーカーでのモニタリングが欠かせません。
理想としては、もっとBluetoothの機能が向上し、Bluetoothパワードスピーカーでの場所を選ばないモニタリングが可能になる事ですよね。
<ミキサーの高機能化にも期待>